No.52016.4.13
「女性の活躍」助成金
NO．5 「女性の活躍」 助成金
（平成2７年10月1日更新）
「女性の活躍」助成金 申請ゼロで要件緩和へ
厚生労働省が女性の活躍を推進する企業を支援しようと設けた助成金で、昨年度以降、企業からの 申請が１件もないことが分かり、厚生労働省は申請をしやすいよう要件を緩和することになりました。 厚生労働省は昨年度、女性の管理職の割合などの数値目標を設定し、達成した企業に１５万円から ３０万円の助成金を支給する制度を設けました。 女性の活躍を推進する企業を支援しようというねらいで、１億２０００万円の予算を組み、およそ４００件 の申請を見込んでいましたが、企業からの申請は１件もありませんでした。 さらに今年度は、女性活躍推進法の成立を見込んで予算を２億４０００万円と倍に増やしましたが、今の ところ（9月29日現在）申請は１件もないということです。 このため、厚生労働省は申請をしやすいよう要件を緩和することにし、中小企業には数値目標を達成でき なくても、女性社員を対象にした研修を行うなど取り組みを始めた時点で３０万円を支給することにしました。 さらに、数値目標を達成すれば３０万円を追加支給するということです。 厚生労働省は来年４月に※女性活躍推進法が施行されるのを前に、今月中旬から要件を緩和する方針で、 「法律の施行に先駆けて企業を支援し、女性が活躍できる環境を整えたい」としています。 ※女性活躍推進法（女性の職業生活における活躍の推進に関する法律） 平成２８年４月１日から、労働者３０１人以上の大企業は、女性が、職業生活において、その希望に応じて十分に能力を 発揮し、活躍できる環境を整備するため、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などが新たに義務づけられることとなります。
