No.162020.2.5
(令和2年2月5日更新)
《人事評価改善等助成コース》
正社員の能力評価を含めた人事評価制度を整備し、生産性の向上と賃金アップ、離職率の低下に取り組む企業に対して助成される制度です。
まず制度を整備し、評価した場合に支給される制度整備助成と、整備計画の認定から3年後に生産性の向上、平均2%以上の賃金アップ、離職率の低下が認められた場合に支給される目標達成助成の2段階に受給できる制度です。
これまで昇給に関してとくに取り決めがなく、定期昇給で2%以上昇給している会社はこの制度を活用してみてはどうでしょうか。 整備を行えば、従業員のモチベーションアップにもつながるのではないかと思います。
-制度整備助成-
生産性向上のための能力評価を含む人事評価制度と2%以上の賃金のアップを含む賃金制度を整備し、実施した場合に支給されます。 (支給額 50万円)
【支給要件】
・正社員、1年以上雇用される契約社員などの従業員を対象とした人事評価制度である事
・評価方法は能力、コンピテンシー、努力、成果など個人の努力によって向上させることが可能な項目を対象とする事
・評価の対象と基準・方法を従業員に周知している事
・年齢や勤続年数のみで評価されるものでない事
・人事評価を年に1度行う事
・人事評価に基づく賃金表を作成し従業員に周知している事
・人事評価制度対象の従業員が、最も一般的な評価を受けた場合、評価を反映させた給与が支給日の前月とその1年後の同月の賃金額の従業員それぞれの給与額及び総額を比較したとき、2%以上増加する見込みである事
・従業員に人事評価を行ってから、給与に反映させることが2か月以内である事
・賃金の額の引き下げを行う等、当助成金の趣旨・目的に反する人事評価制度等でない事
-目標達成助成-
制度整備後、人事評価と賃金制度を運用し、3年経過後、生産性の向上、賃金の2%以上のアップ、離職率の低下についての目標をすべて達成した場合に助成されます。 (支給額 80万円)
【支給要件】
・制度整備助成の支給を受けている事
・継続して人事評価制度を実施している事
・生産性要件を達成する事
・離職率の低下目標を達成する事
・正社員の賃金の総額を2%以上アップさせている事
以上、この助成金の詳細は、当山口社会保険労務士法人へお問い合わせください。